緑青

プロメアの緑青のレビュー・感想・評価

プロメア(2019年製作の映画)
3.5
堺雅人さんに私の中の全てを持って行かれた。カッコ良すぎる。なんだあれは。堺雅人さんの芝居が聞きたいがためにもう一回観たい。「動く絵」という意味でのアニメーションとして最高の映像を観てしまった、気持ちが良かった。全然内容知らずに観たんですが、ロボ映画じゃん!!! この映画好きな人確実にエンタメアクション洋画もお好きだと思うからこれを機にエンタメアクション洋画人口爆速で増えろおおおおお!!!
差別問題への踏み込みの雑さは笑いそうになった。悪い奴が「これは人権侵害じゃありませんよ」とエクスキューズする素振りすら見せずに人権を侵害していたので、この映画の世界には人権が存在していないのかもしれない。
この映画において脚本はだいぶどうでもいいというか、半分洒落で作られてるのだなとはじまってしばらく経ったらわかってきて、そこからは気軽に観た。「ピザを焼いてただけ」のセリフとか、「不完全燃焼だったんだ!」には流石にポカンとして笑った。ロボの名前とか技名のノリは好きでした。銀魂オタク「アルタナの話ですか?定春と松陽呼んできましょうか?」
もっとこう、末端公務員の正義とプライド、最終ラインの防衛戦のお話なのかと思っていましたが力こそパワー系の映画で、良くも悪くも裏切られて楽しかった。音楽は最高。
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