パワー オブ アニメーション!!!!
スパイダーバースのときにも「3Dアニメって今こんなところまで来てるのかー!!」という愉しさがあったけどもプロメアもそう。そしてそれ以上にアニメ成分の強いアニメ映画だった。
街並みはオモチャみたいなポリゴンのCG。
時々、アメリカの古いアニメ(イメージ)みたいなゆるい塗り。
どことなく懐かしいような宇宙描写とかいろいろ、アニメで育った人が作った気がする映画だったよ。ただの予感。
炎の依り代であるところのバーニッシュ達の苦悩。大義のあるライバルキャラの格好良さが得意なところっぽい。キルラキルでも流子より皐月の方が好きだったし。
いがみ合う構図が好きをさらに刺激する。
早乙女さんぜんぜん顔が出てこないくらい上手だったし。松ケンも江戸っ子口調合ってた。
そしてスイッチが入って以降の堺雅人に笑ってしまった。楽しんでるなー!!
これが話に聞いてたあれかー!!!となれた後半。
冒頭からクライマックスか?となる盛り上がりが、何度も何度も何度も何度もさらに大きな山場を越え、理性を超えたところに訴えかけてくる勢い!そして想い!
意味は全く分からないんだけど熱のこもった名台詞。理屈は分からない大団円。それが最高のオリジナリティだった。初体験でした。楽しかった。
あとあのパステルカラーな淡い色味が家で観る予告映像とかでは表現されてなくて、劇場だけで楽しめる感じなのかなーとも。
グレンラガン、キルラキル、どっちも通して観たことはないんだけど、それらのファンが涙した理由はなんとなく察してる。ファン感謝祭みたいな映画だったんだと思う。そしてこちらのペースを待たずに過剰に供給され続けるエネルギーに大満足でした。2巡目ならではの楽しみ方〜とかじゃなくて純粋にもっかい一から観てみたい。できるだけ真っ正面の席で!!