冒頭のシーケンスは外連味効きまくりでらしさ全開、「これが2時間続くとか最高かよ」って感じ。
が、残念ながらそこがピークで、冒頭のような活劇シーンは終盤まで意外と少ないし、話運びが雑すぎて種明かしの唐突感は否めないし、イマイチ理屈もよくわからんからクライマックスはどうでも良くなってくるし、どうでも良いから観てて熱くもなれない。
結構深刻な社会問題を扱っておいてこの着地の仕方ってのもどうだろう。そもそも現実の問題をうまく設定に落とし込むこともできていないと思う。
王道熱血バカ展開は大好きだしキルラキルなんかも楽しめたので、中島かずき適正がないわけじゃあないはずなんだけど。
性に合わないというよりかは「本作の作りが今ひとつ」なんだと思う私感。