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プロメアのものレビュー・感想・評価

プロメア(2019年製作の映画)
3.5
今石、中島のミソは「反復」であるので、まぁ2時間弱の映画で存分に味わうことはできないだろう。
が、それは作品内だけでなく作品間にも現れる。要はファン向け。

アニメーションはほぼサンジゲン。
それはそれで素晴らしいのだけれど、個人的には2Dセルルックを期待してたのでやや不完全燃焼。せっかくスーパーアニメーターがたくさんいるスタジオなんだからね。しかし、3DCGアニメはまさに旭日昇天の勢い。このままロボアニメ増えてほしいな。

早乙女太一の声がひどい。張ればややまし。堺雅人も同様。過度な呼気や摩擦音はマイクの存在を露出させるのでアニメではNG。また、喉声と腹声の混用(安定しない声量)も同じ理由で良しとされない。
脇役が常連の職業声優ばかりで差異が目立つ。よほど全員テレビ畑から引っ張ってこればレベリングされただろう。
松山ケンイチは上手かった。

余談ですが、応援上映について。
都合により声出し可の回で視聴したんですが、最悪でした。
そういう場なのである程度は覚悟しなければならないのですが、ペンライトで画面を隠すわ、映画音を搔き消す嬌声をあげつづけるわ、ストーリーのネタバレをするわでまともに見られる環境ではないです。
自戒も込めて、声出し可の上映は2回目以降であり、かつ、ウケ狙いのお寒い応援を2時間聞き続けられる精神力を備えた人が参加するものだということを書き置いておきます。
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