蟻子

プロメアの蟻子のレビュー・感想・評価

プロメア(2019年製作の映画)
3.7
相変わらず、気合いと熱量がはんぱねぇ〜。

でもね、正直画面が見辛い。これは好みの問題でしょうけど。
特に冒頭の火消しバトル(?)が見辛すぎて、この映画この感じでずっといくのか?と不安になった程。パステル多用な感じの色彩設計は「グレンラガン」や「キルラキル」と被らないようにするためにも必要なのかなと思いつつ。
まーでも物語が進むにつれ、徹底的にピンクと水色で三角形△の炎vs四角形⬜︎の氷という演出はだんだん微笑ましく見られるようになりました。丸◯が出てきた時は第3陣営か!?とワクワクしましたし。(まぁでもそれ◯はあんま出てこなかった…。

しかしどんなストーリーでも結局やっぱり気合いで悪を倒してしまうので、ほんとにグレンラガンみたいだったなと…。真新しさは無かったです。合体してでっかくなって気合いでやっつける。まぁそれが見たいんでしょ?と言われれば確かにそうなんですけども…。
個人的にはバトルシーンが一番見ていて疲れるので、終盤は早く終わらないかなとさえ思ってしまった上に、お決まりの展開だったので、爽快感があんまり無かったです。

そしてストーリーとバトルに勢いはあったけど、熱い手書き作画は少なかったような。あれが今風なのかしら?


あとね、人工呼吸シーンだって、別に元腐女子の私ですら盛り上がらないよと言いたい。あそこにあのシーン、理解はできるけど、やっぱりこんな堂々とした映画で見たいかと言われると個人的にはno。萎える。
これはむしろ私に邪な回路があるからなのか…?!



なんていうか、カミナとヨーコと螺旋王がいましたねぇ。他にもグレンラガンとキルラキルの面々を思い起こさせるサービスが色々。ドリルまで出てきた日にゃ、ファンサービス過剰では?!と思いましたけども。リオの側近が檜山&小西だったのが個人的に一番テンション上がったところでした。

誰が声優やってるのかなーんにも知らないで見たので、堺雅人が出てきた時は1秒でわかったし笑ってしまいましたw
ガロが最初喋った時は誰だこのへたくそは…と思ってしまいましたけども…。見栄が全然切れてないんだよね…!?
堺雅人も早乙女太一も上手かったと思うし、マツケンさんもそんな酷評するほどの出来では無いと思うんですが。普通の会話ではマツケンさんの喋り方そんなに気にならなかったので、そこだけもっと歌舞伎っぽくもうちょっと頑張って欲しかった…。てかなぜマツケンを起用した?!

あとさ、アイナ、なんであんなに可愛くない???ヒロインとして持ち上げないためか?まぁ確かにヒロインの存在はあってもこの映画には邪魔だからあのくらいの扱いでいいと思ったけど…。


最後のクライマックス、リオの口から「燃えて、消すんだよ!」と言ってくれたら+☆0.2してたかも。もっとクゥ〜〜‼︎ってなってたはず。
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