電撃小説大賞を受賞した佐野徹夜の原作を映画化したラブストーリー。
『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督がメガホンをとったということで、本作と同じ難病・余命ものとして『君の膵臓をたべたい』と比較されやすいが、やはり『君の膵臓をたべたい』に軍配が上がる。
そもそも設定として、家族の金銭面の話と個室の雰囲気がミスマッチで、庶民的な話にしたいのかどうかすらよくわからなかった。
難病ものは差別化が難しいのかもしれないが、個人的にはキラリと輝くシーンも特になく終わってしまった。
原作から改変箇所も多く、原作ファンの嘆きも理解できる作り上がりだった。