ラノベ風の原作…訳あって読みました!
というのも佐野徹夜さんの別作品の方を先に読んで「映画化希望!」と思ったら、デビュー作のこっちの方がすでに映画化決定だったようで、「じゃあついでに読んでみっか」とサクッと読了。
読んでみた感想は、特に…別に……。
そんな程度の思いしかない本作をなぜ劇場鑑賞してしまったのか…そこは誰かの"代行"なんだ、と思うしかありません。
("代行"が本作のキーというわけで…)
(本作がヒットすれば次作も映画化されるかもしれないし…ただ本作は興行的に苦戦中のようで??)
映画を観た結論としては、
やっぱり本作は(原作を忠実に)実写映画化するには不向きだったと思います。
ほぼ病室での会話劇だし、登場人物も少ないし、キャラクター的な魅力もイマイチだし、すでに語り尽くされた感満載の難病モノだし(このところ『愛唄』とか『雪の華』とか似たような邦画が続き過ぎなのもマイナスでしょ…)、、、原作から結構大胆に改変しないと"単純に飽きちゃう"わけで。(ってか企画的に『君の膵臓をたべたい』の二番煎じ感がひどすぎでは…しかも比べちゃうと本作は弱過ぎるし……)
そして、特に北村匠海くん(演じる主人公)の"陰キャラ"設定の甘さ、が個人的には気になる。余命0の同級生"まみず"と出会うbeforeとafterを描いて欲しいというか、もっとちゃんとキャラクター描写&変化を見せて欲しいわけで。
例えば文化祭の演劇(しかも主役)を経たらクラスメイトとの距離感縮まるんじゃないの?そんな主人公の様子を見せられるからこそ、まみずはより"嬉しくも寂しい"感情になってしまうんじゃないかな。
(まあこの辺は原作時点での弱さでもあるんだけど…)
それと、何より永野芽郁ちゃんの発光の仕方がヘタクソ&ダサ過ぎる!!
本作におけるトンでも設定の"発光病"についてがお粗末過ぎる!ここをちゃんと説得力あるように描かないと、実写のリアリティーが崩壊すると思うのだけども。。。
(もっと段階踏んで見せないと…ってか部分的にでもいいから初っぱなから発光させなきゃ!)
(序盤のうちに言葉で説明するだけじゃなくて画で見せてくれないと…)
(典型的なダメ邦画パターン……)