ドント・ヘルプのみやのネタバレレビュー・内容・結末

大金を奪うために豪邸へ忍び込んだ三姉妹が、地下室で監禁された少女を助けたことで怪異に襲われるオカルトホラー。

序盤のあらすじだけだと完全に「ドント・ブリーズ」だが、内容はがっつりオカルトホラーで、三姉妹は脇役のエッセンスに過ぎない。
そのせいで強盗パートが御座なり。
明らかに非力そうな姉妹に夫婦は大して抵抗せず、姉妹が家中を探し回っている時に抜け出すこともしない。
三姉妹の方も、三女（娘）が死んだ後に過去のことで喧嘩し始めたりして違和感。
今は三女が死んだことの方が問題でしょ、と萎えてしまった。
見知らぬ少女を救う以上にやるべきことがあるよ。

オカルトパートも残念だった。
こんな小娘で対処できた悪魔を両親は7年も何をやってきたんだ。
神父もしょぼいし、結局悪魔の正体も謎のままだった。
キリスト教における「許し」の感覚がよく分からない。
父親に性的暴虐待を受けても許してあげた方がキリスト教的には良いの？
憑かれた女の子の演技だけは素晴らしかった。