hoteltokyo

ワイルドランズのhoteltokyoのレビュー・感想・評価

ワイルドランズ(2017年製作の映画)
4.2
南米のコカインをめぐる壮絶なドキュメンタリー。密輸人、密売人、資金洗浄人、捜査官、組織のもの、冷血な殺し屋、全員レジェンド級の人間がモザイク無しで登場する。誰もがコカインで得た最高の瞬間と、最低の瞬間が本人の口から語られる。

特にイギーポップみたいな風貌の密売人。若くして伝説的な麻薬ディーラーの実話を描いた映画『ブロウ』の元ネタになった男。彼、ジョージ・ユングはインタビューワーと一緒にビーチでライム齧りながら昔話をするのだが、「お金が目的じゃなくないって気づく。ゲームにハマったんだ。」って・・・ライムかじりながらする話なのか。そもそもなんでビーチいるの?お前捕まったんじゃないの?・・・・という経緯は疑問は映画の中で語られている。

他にも映画の冒頭から、最高のコカインはボリビアンの刑務所に存在してるとか、そこは看守がいないから子供が塀の中でサッカーしてるとか。もう想像の遥か彼方を超えちゃってるわけよ。てかもう観てよ。この映画観て、どれだけブリンブリンか確認しておくれよ。
hoteltokyo

hoteltokyo