先ず初めに今作のタイトルの事なのですが‥
原題(仏) :『 Dans la brume 』
【 〜霧の中で〜 】
英題:『 Just a Breath Away 』
【 〜息をのみながら〜 】
邦題:『 THE MIST 』
【 〜ザ・ミスト〜 】
こんな感じに違っているみたいなんだけど、個人的には"ザ・ミスト"という邦題は何となく作品の内容に合ってない気がします。
2007年の『 ミスト 』という作品も先にあるしね‥
視覚的には、1987年の『 首都消失 』の巨大な雲の中に比べると、フォッグというよりは、確かにミストなんだけれど、感覚的にはスモークって印象を受けます。あと、地震の後に発生した毒ガスでは『 風の谷のナウシカ 』の腐海を連想してしまいました。
さて、内容的には、いわゆる、ディザスターパニックにムービーというより、緩いサバイバルヒューマンドラマと言ったところ‥
全体的に静か目な感じの作品ですが、
酷評を念頭において見れば、それなりに見所もあるので、まぁまぁ楽しめる感じです。
ただ、主人公のおっちょこちょいな所や多少のツッコミどころはありますが、この際目を瞑りましょう〜
なので、大金持ちの家ならまだしも、何故、古目のアパートにあんな大きなカプセルがあるんだ?とか、死ぬ犬と生き延びてる犬の違いとか考えてはいけません‥
オチもあるし、設定やストーリーは良しとして、
展開が弱い感じかな‥
あと個人的に、老夫婦の最後のシーンは『 エンド・オブ・ザ・ワール 』や『 タイタニック 』にも似たシーンが出てきますが、ベタだけど好きです。
追記:どの作品においても、映画のスタッフやキャストには興味ないけれど、
脚本の1人の ギョーム・ルマン という人の『 リビング・デッド・サバイバー 』というゾンビ映画も確かに今作のような雰囲気だよな‥