電気羊

ザ・ミストの電気羊のレビュー・感想・評価

ザ・ミスト(2018年製作の映画)
3.0
絶望映画「ミスト」のフランス版リメイク映画。主人公夫婦の娘は、自己免疫疾患のため、アパートの中に設置した生命維持装置付きのカプセルの中でしか生活できなくなっていた。そこに突然、地下から謎のミストが噴き出し、街中を覆いつくしてしまう。ミストは有害成分を含んでおり、呼吸した人間は死亡するのだが、アパートの上階に逃れた夫婦は一命を取りとめる。娘の身が心配な夫婦は、ネットで調べた防毒衣がある研究所まで行くために、同じアパートに住む、既に亡くなっていた呼吸器疾患の男性の酸素呼吸器を入手。父親が酸素呼吸器を装着し防毒衣を持ち帰ることに成功するのだが、アパートの前で酸素の残量が切れてしまう。絶体絶命のピンチに、生命維持装置の中でしか生きられなかった娘と同じ自己免疫疾患の娘の男友達が助けに来る。ミストの中では自己免疫疾患の人間は、逆に呼吸が出来ることが判明したのだった。酸素がなくなった父親は娘の生命維持装置の中で生活するという皮肉な結末に。オリジナルから比べると一応ハッピーエンドかな。
電気羊

電気羊