ゆうか

第三夫人と髪飾りのゆうかのレビュー・感想・評価

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)
4.3
ベトナムの神秘的な自然風景、文化風習、豪農の絢爛な屋敷、魅惑的な女たちを写し、風の音や虫や鳥の羽音、温度や湿度までも感じさせる、大変美しい映画でした。
事件としてはショッキングな出来事も起こりますが、女性たちが声や表情を押し殺しており、表面上は淡々としてさえ見えます。しかし、比喩的なショットなどで、彼女たちの悲哀が伝わる伝わる。

ベトナムが舞台で美しい映画と言ったら「青いパパイヤの香り」に似てるなぁ、と思いましたが、パパイヤの監督が美術関係で関わっているのですね。

第3夫人〜は、監督のデビュー作らしいですが、初監督作に思えない完成度です。
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