セリフも説明も削ぎ落とされた映画。
淡々と生き延びようとアラームを使って生活しているマッツ。時間通りに魚を釣り、雪を削り、眠り、失った仲間に会いに行き。また明日と言っちゃう。
そんな中独りじゃなくなる。助けるべき命があって、大丈夫、助かる、独りじゃないと言える相手がいる。
少し笑ったり、泣いたり、励ましたり。独りではできなかった。
ほんとにドキュメンタリーのように派手さのない作品で、セリフはないけど撮影めっちゃ大変だったろうなーと思いながら観た。
辛い思いをするマッツは偽りなき者だけでもういいよー。レクターだったら魚捌きももっと上手かな、手当も完璧かなとか関係ないこと考えながら。
