海外ドラマ版、ハンニバルのレクター博士を演じるマッツ・ミケルセン が好きで観てきました。
ハンニバルシリーズとは打って変わって、誠実な男性として演じられてます。
この映画は終始、雪原のシーンに残されたマッツ・ミケルセンの姿ばかりを映し続け、セリフもほとんどありません。
しかし、不思議とスクリーンから目を離せない上にひたむきに生き延びようとする彼に、いつの間にか心打たれる自分がおりました。
マッツ・ミケルセンのキャリアの中でも一番過酷な撮影だったようで、彼の演技がそうさせたのだと思います。
人によっては盛り上がりに欠ける印象があるかもしれませんが、ここまでセリフの無い中で感情を揺さぶる演出を生み出せるのは素晴らしいです。
良い映画に巡り会えました。
賛否は分かれそうですが私は好きです。