サバ

先に愛した人のサバのレビュー・感想・評価

先に愛した人(2018年製作の映画)
4.1
すごく、すごくよかった。
全体の色がビビットで素敵。
台湾らしい(知らんけど😝)
ところどころイラストが入り可愛い。

思春期の男の子チェンシーの父は、ゲイで内縁の妻?しがない役者のジエのもとで亡くなった。
保険金の受取人が、息子のチェンシーではなく、ジエだった事が許せない、お母さんは、チェンシーを連れて、ジエのもとに乗り込んでいく。

出だしは、チェンシー目線で始まる。
お母さんがヒステリックで常に怒ってい
て、保険金のことばかりで、嫌気がさし、
父をたぶらかした悪い男と思ってたジエのもとに転がり込んで、生活するうちに、どんどんいい人なのかもと思い出す。
お母さんの気持ちもわかる。
「あなたは私から二人の男を取ったのよ。夫と息子!」
もう気持ちの持って行きどころがないのよね。後半のカウセリングの先生に気持ちを吐き出すところは、ぐっときた。

今と、過去とそれぞれの関係を交互に丁寧にに描いている。お父さんとジエの関係。
これは泣けた😭
お父さんとお母さんの関係。辛いな〜妻側から見たらたまらん😿
ジエとチェンシーの関係、少しずつわかり合ってく。

明るく楽しく描いているけど、心にぐっとくる。それぞれの関係性は違っても、みんな愛し、愛されていたんや。

最後の舞台は、ホロリ😢

ジエ役のロイ・チウがとっても魅力的😍
サバ

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