ClipしてたらBSで放映。ありがたき。
イーストウッド自らが87歳の運び屋を演じる実話ベースの作品。
デイリリーの栽培に夢中になり金もなく家族に愛想をつかれた孤独な老人アールが、運び屋をやることで再び家族との仲を取り戻していくヒューマンドラマ。
90歳にして新たな仕事、それもメキシコの麻薬組織の仕事を引き受けるなんて、すごい勇気と実行力。
組のヤツにも麻薬捜査官にも愛される魅力ある爺さん、こういう人って家族とは疎遠になりがちってのが相場だったりする。
実際のイーストウッドの人生や人格とも重なって、もはや役ではなく本人を描いているような気がしてくる。
見終わって爽快。エンドロールの曲の歌詞「老いを迎え入れるな」がこの映画の本質かな。自分が80歳まで生きてたらまた観てみたい。
余談だけど、映画のモデルになったレイ・シャープという人をウィキったら、麻薬の運び屋をやった理由が「デイリリーと同じように、コカインは人々を幸せにする植物だから」と語ったと書いてあった。実際の人も愛すべきキャラのようですね。