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運び屋のUのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.3
屈強な麻薬組織の人物たちが醸し出す「不穏な空気」の中を平然と突き進む年老いた男の「確固たる意志」が、ユーモラスでもあり、その危うさに都度不安にもさせられた。
物語全体を覆う「不安」と、
主人公の強い「自信」。
相反する要素が静かな興奮を与えてくれた。

クライマックス、警察の拳銃に囲まれた老人が何を考えていたのか。わからなかった。
しかし、それが「諦め」だけではないことは、私にもわかった。
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