バルバワ

運び屋のバルバワのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.3
嫁が娘と1週間帰省の為映画禁止法略して禁映法を限定解除を許可してくれました!よって隠れシネシタン活動も一旦停止して大手を振って映画館に足を運べるわけです!ヒャッホーーイ\(゜口゜三 ゜∀゜)/

いやぁ…イーストウッド爺さんに「"映画館に足を運べるわけです!ヒャッホーーイ"じゃねぇだろ、家族大事にしろ」と説教されましたよ…。

あらすじはアールじいさんの空飛ぶ薬!…的な感じです。

まず予告だと、大分重々しい雰囲気を醸し出している今作ですが、基本コメディです。主人公のアールじいさんは運転テク(免許とってから90歳になるまで違反切符無しという)を買われて麻薬カルテルの運び屋となるのですが、道中寄り道するし女遊びするのでウン億円相当のコカインを運ばせるカルテルはハラハライライラします。ここがテレビ番組の[はじめてのおつかい]みたいで笑っちゃいました。

最初は強引 My Wayなアールじいさんに殺意が湧いたり、バカにしたりしていた麻薬カルテル。しかし仕事はなんだかんだキッチリこなし、物怖じせず人懐っこいアールじいさんに対し次第に「もう、仕方ねぇじいちゃんだな~ヤレヤレ(´∀`)」と好感を持つようになります。

また、このアールじいさん結構デリカシーがない(黒人にニグロとか言っちゃう等)のですが、悪気はなく彼自身差別意識を持ってません。他人には好かれるんですよ、この人(なお家族…)。

前半は愛すべきアールじいさんのドタバタコメディです。でもこれはイーストウッド映画です、甘くない。
後半のある展開から犯罪組織の恐怖、犯罪に手を染めた後の悲惨さをしっかり描いております。

あと、クリント・イーストウッドの代表作『荒野の用心棒』の"流れ者がある町(団体)を助ける"というプロットは似ている気がします。しかし、今作は流れ者のその先を描いており「実際にこういうヤツがいたらこうなる」と思いました。

前半は笑い、後半はハラハラする…映画の楽しさが詰まってます!楽しかった!
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