生きる伝説・クリントイーストウッドの10年ぶりの主演兼監督作品。
大嫌いな月曜日でさえも、クリントイーストウッドというネームだけで劇場へ足を運ばせることができる、数少ない監督、俳優の1人。
イーストウッドの詳しいプライベートは知りませんが、自身の人生を反映させている、その影響を受けた作品なのかなと感じた。
これだけのキャリアを持っていれば、犠牲にしたものもあるはずで、その中には後悔していることもあったのだろうかと色々考えてしまった。
自分自身も、一瞬一瞬の時間を大切にしたいと思うが、大切にしたその選択が本当に合っているかは分からない。ただ、たとえ合っていなくても、彼のように時間はかなりかかってしまい、100%ではないが、やり直すことはできるのかなと思えた。
彼の生き様をとてつもなくドラマチックに描こうとすれば、それは可能であったと思うが、それをせずに出来る限りトーンを落とし、穏やかに描ききったイーストウッドはやはり凄いなと思った。
なんでしょう、ラストを思い返そうとするだけでも、泣きそうになります。
もう一度、過去作品を観返してみようと思います。
