みうさん

運び屋のみうさんのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
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行って来いを繰り返す、ちょっとしたロードムービーだった。予告から考えていた緊迫したおじいちゃんが痛い目にあうクライムサスペンスという要素はあるにはあったけど、観るべきはそこじゃなかった。末端価格何億くらい?のブツをおやつ食べながら、鼻歌歌いながら、運ぶおじいちゃん。家族との確執などもありながら、どうも家族に対して素直になれない頑固オヤジ、ただし外ヅラが滅法いいという、ええ加減にせえ!というおじいちゃん。えらく肝が据わっていて、警察犬さえ騙そうとする(おじいちゃんであることを100パー利用してる!)黒人をニガーと呼んでも、レズビアンたちをレズと呼んでも、なんとなく許され、諭されてもフーンって感じでスルーしていく老人力。dykes on the bikesの姐さん達カッコいい。自分を捕まえようとしているやつにも説教をするくらいの余裕を見せる。そして、結果として一生をデイリリーに捧げることができて、本望だろうな…。そして、自ら主演してこれを撮ったイーストウッドこそが、好きなことを一生やる好きなようにやるおじいちゃんなのであった…。デイリリーが1日しか咲かないということはなんらかの暗喩がある気がしてる。
字幕翻訳/松浦美奈
新宿ピカデリー スクリーン1 N列
クリフトンコリンズjrが期待したほど活躍しなくて残念じゃった…。