Mizi

運び屋のMiziのネタバレレビュー・内容・結末

運び屋(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

レオ·シャープという実在の90歳の運び屋の記事が元になった映画。
Daylilyという花を栽培する農園を経営していたじいさんが、ネットの煽りを受け、経営が傾き、ひょんなことから、コカインの運び屋に。
蓋を開けてみれば、シナロアカルテルという麻薬組織のコカインを運ぶ危険な仕事。何回かの運びのシーンを観る度に観客は固唾を飲んで見守るが、じいさんは悠々と音楽と共に仕事をこなしていく。麻薬組織の人達とも仲良くなり、冗談もかわす。平行して、麻薬取締捜査官たちの捜査も行われ、麻薬組織に関わる人間を脅して、捜査に協力するように働きかける。タタという愛称で呼ばれるようになったじいさんは、慣れてくると寄り道をして仕事するようになり、見張り役の怒りを買うが、ボスに嗜められる。
ほぼ、ロードムービー。
アンディ·ガルシアが早めに一発かまされるのが悲しかった。
ボスが変わり、仕事のルールが厳しくなると、妻が病気であることを孫から知らされる。危険を承知で妻の元に行き、家で世話をする。今まで家族よりも仕事を優先してきたことで、家族との関係に亀裂が生じていたことを後悔し、謝る。
娘はクリント・イーストウッドの実の娘というから驚きである。
所々、3Pをにおわせるシーンや尻フェチシーンがあってビックリさせられる。
元々退役軍人であるタタは、運び屋で儲けたお金で家族の結婚資金や授業料に使ったり、退役軍人クラブに寄付したりした。
ブラッドリー・クーパーとクリント・イーストウッドが捜査官と運び屋としてでなくそれぞれの人として交わす家族の記念日についての会話の掛け合いは、見物である。
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