sally

運び屋のsallyのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.8
間違えだらけの人生で
たった一つの正しさは
今までもこれからもあなたを愛す
昨日よりも今日はもっと
90年目の遅咲きの花
あなたが来てくれて嬉しい
何故だかわからないけれど

"時間だけはお金で買えなかった"

仕事は2番目でも良い。
1番大切なのは家族でなくては。

間違えることで間違いに気付く。
大切な人の隣にいるために必要なのは
お金ではなく、時間だった。

シンプルかつ普遍的なストーリーで
とても胸に刺さるし、説得力がある。

イーストウッドの演技◎

道徳的に崩壊した旅でありながらも
軽快に歌いながら運転するという
相反する感じがなんだか自然で良かった。

皮肉にも幸いにも、
クロスしていくストーリーが秀逸。
記念日の大切さを知ったアールと、
記念日を忘れていくベイツ。
運び屋という過ちと家族からの許し。

愛の忘却と苦しみからの解放。
デイリリーの花言葉。
たった1日でも、花は咲く。
たった1日しか、花は咲かない。
枯れてしまってからでは、手遅れなのだ。

(ブラッドリー・クーパーからラテを手渡されたら一瞬で機嫌良くなる、渡されたい)
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