とむ

運び屋のとむのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.8
イーストウッドの監督主演兼任作である「グラン・トリノ」が10年以上前であることに驚愕を禁じ得ない状態で映画館に足を運んだけど、
その時から容姿がほとんど変化していないことの方が驚愕を禁じ得なかった。
なんなんだこのジジイ…。


ハリウッド版「龍三と七人の子分たち」っていうくらいコメディ色強め。
流石に作劇的な手法には長けていて、
この辺はもう巨匠の域に達してるイーストウッドお爺ちゃんにはお手の物。

ラストの落ち着け方もなんとなく平和的で、
「まぁ、人生笑って終えようや」っていうクリント爺ちゃんの達観した笑いかけが見える作品でした。

でもやっぱりグラン・トリノの
「かっこいいとはこういうことさ」的な、
「武士道とは死ぬこととみたり」的な
いぶし銀溢れる作風の方が好きなので、
うるせージジイ!日和ってんじゃねー!と思ってしまうのは僕がまだ若造だからかもしれないです。
とむ

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