Sugar

運び屋のSugarのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.8
花農場を営み、家族を疎かにしたそのしっぺ返しなのか、農場が経営難で家と一緒に失ってしまった。
車を走らせるだけで、お金が貰えると話を持ち掛けられ、農場を取り返したい、友人を助けたいの一心でその仕事を引き受ける。それがドラッグの運び屋と気付いた時には、もう後戻り出来なくなってしまった。
イーストウッド演じるアールは、口は悪いがとても良い人で、家族や周囲の人達に、お金で償う事しか出来ない不器用な人。
だから、お金で物を与える事は出来たけど、家族との時間を与える事が出来なかったと気付き、法廷で弁護人が供述中に有罪と自ら認めて貰ったシーンは、涙が止まらなかった。運び屋としての罪を償うだけでなく、ダメな父親である自分を償う為に罪を認めたのだと思う。

僕が今まで傷付けた人や迷惑をかけた人達への罪悪感を思い出した。

お姉ちゃんを二人もモーテルに呼び、遊んでいたアールじいさんが、のんびりと歌を歌いながら目的地までの運ぶシーンは、歌詞のせいかとても面白かった。

マイケル・ペーニャが口の悪いアライグマロケットいや、飲んだくれのミュージシャンと組みますが、長ーい話をするシーンはありませんので悪しからず(笑)

グリーンブックとラミ・マレックにでは無く、この作品とイーストウッドにオスカーをあげたい。

2019劇場#13