ホッパー

運び屋のホッパーのネタバレレビュー・内容・結末

運び屋(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ゆっくり思い出しながら。

ドラマ『ブレイキングバッド』まだ観てる途中で。 (引っ越したばっかりでネット開通してないから進まない)。そんな話なのかな?と思ってたら違った。むしろ『グリーンブック』思い出した。

家族を省みず娘の結婚式すらいかず仕事で評価されてきた主人公。時流の流れに勝てず家を差押えられる。時間が出来たので孫娘の婚約パーティーに顔出すも元妻、娘激怒。パーティーにすらいられない。そこで声をかけてきた男に仕事を紹介される。

行った先はカタギじゃないやつら。あぁあらすじばかりになってしまう。

家族との時間を埋め合わせたくて、周囲の人を助けたくてお金を得るために走る。戦争に行って戻ってきているのがアイデンティティの一つで肝が座ってる。

歌もうまくてギャングも警察も魅力する確固たる信念を持ったキャラクター。頑固ともいう。

署長松平健に似てたよね?ギャングのボスも主人公気に入って自宅に招いてvip待遇。あれ男の夢だな。めっちゃあんな夜を経験してみたい。悪いことできる気がしないけどあんな夜を経験できるなら前向きに考えたい。

主人公はヤクザに意見もする。何か他にやりたいこと探せと。ブラッドリークーパーにも家族大事にしろって。

状況変わってドレイ。元妻が倒れて余命いくばく。翻意してUターン。これが変化。妻との会話。妻は愛憎入り混じる。でもきてくれて嬉しいって。お金どうしたの?ジゴロなんだ。本当のことを教えてと言われて率直に話すけれどもジョークにとらえられる。そんなのは問題じゃなくて、家族と一緒にいるのにお金は問題ではないのよと。

Uターンしたことで娘とも10何年ぶりの和解。家族に許された。

新しいヤクザも元妻の葬式はさすがにと思うんだな。

ブラッドリークーパーに捕まったあとのパトカーの後部座席の二人のやりとりかっこよかった。

どれだけお金があっても時間は買えないって家族を大事にしろって。あれだけのキャリアの人の作品なので本当にそう思ってるんだなって思う。

今日はめっちゃたくさん映画観て疲れた。書き散らかした。『ROMA』『美人が婚活してみたら』『U 7.22』『運び屋』大漁だった。

【追記】
娘役の人がクリントイーストウッドの実の娘だと知る。だとするとクリントイーストウッドは劇中で実の娘に許しを得たのか。それってずるいような気もする。ただ、現在の関係は良好でお父さんを尊敬しているとのこと。すごいなびっくりした。
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