おじぇに

運び屋のおじぇにのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.8
やっっと観た。

ひょんな事から麻薬組織と、そうとは知らずに関わってしまい、更に無自覚に未曾有の大犯罪に手を染めてしまうおじいさんの話。

と、いうのは包装紙で、色々失い続け人生もとっくに後半の男性が、のんびりハイウェイをドライブしながら、手に入れた大金をきっかけに疎遠になっていた家族と向き合う機会を得たり、自分の居場所を守って自尊心を取り戻したりするという、淡々としたヒューマンドラマが主軸。

イーストウッド扮する、クズだけれど本質は捉えてるアール(棒読み)が、関わった人たちにちょっと良いこと言って懐柔するみたい下りは、ちょっとキツいな~と感じたりするけれど、それすらないと単なるダメダメな人になってしまう訳で…
あと、黒人にニグロ、メキシカンにタコス野郎とか冗談ぽく言い出して背筋が凍った。あれは…?

ともあれ、クリントイーストウッドの映画はやっぱり面白い(めちゃ)と今回も思えて幸せです。

最初こそ、御大のあまりの老衰ぶりに軽くショックを受けてしまいましたが、美女の前では男になるし、全然イーストウッドでしたわ。

まだ撮って~
おじぇに

おじぇに