あまりに不器用で嫌われ者だけど、憎めない。そんな頑固ジジイがクリントイーストウッドはよく似合う。
89歳を迎えたイーストウッド扮する運び屋アール。
今まで家族を帰りみず、1日しか咲かない花とその品評会に生涯をかけてきた。
しかし家族から無視され、手塩にかけた庭と家は国に奪われる。
ひょんな事から麻薬の密売に手を出して大金を手に入れ、家族ともう一度やり直すきっかけを作ろうとする。(娘役のアイリスは実の娘のアリソン・イーストウッドである)
ジョニーデップ主演のブロウに少し近い部分もあるが、麻薬系映画特有の豪遊ぶりや、ド派手なドンパチはない。
しかしこの映画の魅力はその静寂さにある気がする。
ブラッドリークーパーが出演している点も個人的は良かった。