さす池

運び屋のさす池のレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.5
犯罪から学ぶ純粋ってやつですか。
総括すると期待し過ぎて肩透かしを食らったなー という印象。アール・ストーンの行動から何かを学ぶでもないし、あの年になって犯罪に手を染めて初めて家族が一番大事だったのだなどと吹かれても観ている側の心に何かが残るとは思えない。娘ちゃんがイーストウッドの実娘なの(°∀°)ワロチ。
しかしアールが本当にただのお爺ちゃんなので、マフィアが怒ろうもんなら一瞬で骨を砕かれて終わっちゃう!という儚さが生み出す1つ1つの緊迫感は楽しめた。
あの老けた風貌に、戦争を経験し長く生きてきたからこそ備わっている図太さや度胸が垣間見えるキャラクターが凄くカッコ良かった。

『マッド・マックス 怒りのデスロード』と、実はただ現地から行って、そして帰ってくるだけ というストーリー構成は同じだよね。あっちはハードボイルドな映像が楽しめてこっちは・・・よぼよぼのお爺ちゃんがただ稼ぐだけ・・・wwwまあ比較対象にする作品ではないですが。

劇場で観るのはおススメしないかなあ。
でも家で観ても退屈かもしれない(´;ω;`)
さす池

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