アルテツファード

運び屋のアルテツファードのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.1
クリント・イーストウッドさん
初めて出会ったのは
「夕陽のガンマン」
山田康雄さんの声で
颯爽とした銃さばきに
直ぐにファンになった

作品の内容には直接関係ありませんが
この作品を吹替版で鑑賞しました
驚いたのは
クリント・イーストウッドさんの
吹替の声を聞いた時に
えっ?!この声は誰?
山田康雄さん?製作年を考えると
そんな訳はない?!
調べて見ると「多田野曜平さん」でした
その声があまりにも
山田康雄さんにそっくりで
懐かしさとなんか嬉しくて
いっそうこの作品を楽しむ事が出来ました

あと久々に拝見した
アンディ・ガルシアさんにも
感激!!

園芸の仕事を生業に生計を立てて
一時は繁盛していたがネット時代になり
上手くいかなくなった
絶えず仕事優先で生活していた為に
家族からも見放され
孤独を感じ今更ながら後悔をしていた
そんな時ひょんな事から
運び屋のバイトの話を持ちかけられ
運び屋をする事になるが.......

日本社会でも
家族を顧みず、家族の為にと思って
仕事優先に日々を過ごすと言うのは
高度成長期には
良く聞かれた様な気がします


「仕事は二の次で良いんだよ
家族が優先」

「なんでも買える(世の中)けど
時間は買えない」

このふたつの言葉が
胸に残りました

クリント・イーストウッドさんの
歳を重ねた姿と自分の親の姿も重なり
エンディングの曲の歌詞に
胸がいっぱいになりました

この作品を観たあとに
日本人的に
言わなくてもわかるよね
って言うの良くあるけど(男だけ?)
言えなくても
せめて行動に表さないと

家族が1番大事
今からできる事
もっとやらなきゃあかん!

なんて柄にもなく
考えてしまいました