horahuki

吐きだめの悪魔のhorahukiのレビュー・感想・評価

吐きだめの悪魔(1986年製作の映画)
3.5
え??これマジで卒業制作なの??
監督のジムミューローが卒業制作として撮ったらしい、伝説的なカルトホラー。
ずっと見たかったんですけど、先月「お腹いっぱい吐きそうエディション」という最高なネーミングのBlu-rayが発売されたので予約注文しました!

これが予想以上に面白くて買って大正解!もうとにかくドロドロ。しかもやたらと画質と発色が良くて、青とか紫とか黄色とかビビッドカラーなドロドログロりんちょが堪能できます(笑)

あらすじ…
viperという60年もののワインを大量に見つけたので、「いけるだろ!」と思って激安で販売。それを飲んだホームレスがドロドロに溶けてしまう。何も知らない警官がドロドロ死体の原因を探ろうと調査していると、ベトナム帰還兵で廃車場のボスであるブロンソンにたどり着く。町を仕切るマフィアとも一悶着ありつつ、何だかよくわからない方向に転がっていく話。

はっきり言ってストーリーは良くわかんないです(^_^;)ドロドロシーンが冒頭にあって、その捜査がほとんどを占めるのかと思いきや、セクハラの度を超えたレイプが始まったり、屍姦が始まったり、マフィアと警官の殴り合いが始まったり。脈絡のない展開の連続でまさにカオス。しかも終盤までドロドロ溶ける事件もその元凶viperも完全にほったらかし。そんな感じでめちゃくちゃなんですけど、なぜか面白いんですよね。

そしてこの映画、チン◯キャッチボールが見れます!チン◯が回転しながら宙を舞うシーン初めて見ました(笑)しかも結構長時間ガッツリやるという…。こういうぶっ飛び具合が最高です!

はっきり言ってZ級な作品ではあるんですけど、卒業制作作品とは思えないほどカメラワークとか撮り方が凝ってるし、ドロドロシーンも気合が入ってて、安っぽさをあんまり感じないんですよね。今回のBlu-ray化も納得な超カルト映画です。
horahuki

horahuki