アートのお値段の作品情報・感想・評価

上映館(7館)

アートのお値段2018年製作の映画)

The Price of Everything

上映日:2019年08月17日

製作国:

上映時間:98分

あらすじ

「アートのお値段」に投稿された感想・評価

第一線をリードする画家の話が聞けたのが良かったです
よくあれだけの大物に取材できたなぁ
リヒターの奥さんが「貧乏人も金持ちも同等に絵が見られるから美術館に作品を置いて欲しい」と言っているのが印象に残りました。(対比としてコレクターが美術館に置いたら収蔵庫の肥やしになるだけとも言っているのを)
昔の名作が無くなったから現代アートに
莫大な価値が付き、そのバブルも弾けようとしている美術の未来はどうなるか…?
ak

akの感想・評価

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アートを扱う身として感慨深い作品だつた
邦題の様なノリの軽さでは付いていけないエグさと面白み。
nccco

ncccoの感想・評価

3.0
鑑賞。
良くも悪くもアメリカって感じの超資本主義をアートを通じて体感する映画。「みんな作品の値段はわかってても価値はわかってない」これがこの作品の真理。途中、クーンズをウルフオブウォールストリートに例えてるとこが面白かった。つまるところ、そういうこと。

個人的にはダミアンハースト好きだから、落ち目のアーティストみたいにされてて嫌だった。色んな古典美術に裏打ちされた造詣の深さ、抜本的なバランス感覚の良さと強いメッセージ性。ただのホルマリン漬けアーティストじゃない面もあるのにね。リヒターはじめ、アーティストが「オークションじゃなくて、転売じゃなくて、きちんと美術館に買い取ってほしい」って言ってるのはホントに本音だろうなと思って、溜め息。

この過剰なアートバブルがはじけた後に何が残るのか。食いつくされずに自分の「アート」にこだわり続けられる人だけが残ってくれるといいけれど、さてどうなるやら。
アートバブルの導入としてはわかりやすくまとまっていると思うけれど、インタビューしてる人が偏ってて途中からちょっと飽きてきた。NYだけじゃなくイギリスや新興のアジアからの目線もあったらなお良かったデス。
アートという定義が見えないものに人生を捧げた人たちの言葉はどれも美学があって、様々なのにどれも納得してしまった。

ルイ・ヴィトンのバッグに描かれたモナリザの背景が見えて、少しスッキリ。
でも私はやっぱり嫌だな。モナリザの顔の上にゴールドのロゴが乗るのは(笑)

無形のものや表現を職業にしている人に観てほしい映画。
アーティスト側の出演は3〜4人。もうちょっといろんなアーティスト見せてくれるかと思ったが、まとまりきらないからこのくらいでいいのかな。
今あのイタリア人アーティストの作品が高いというのを見て、やっぱりなんのジャンルでも狭い世界から市場に出るのは10年くらいかかるんだなと思った。おわり
現代アートのお値段とは。
昔は亡くなってからその価値を見出されていたけど存命の芸術家が評価されるってまざまざとリアルに見る事になるのよね…
芸術家とバイヤーの距離感にもなんかざわざわした。
プレッシャーになって、描けなくなる人だっていそう。
私も小学校の時絵上手いねって言われてから描けなくなってしまった。自分で生み出すことが怖い。
購入当時から月日が経って価値の上がるものもあれば下がるものもある。
製作者には最初のお金しか支払われず、作品価値が上がっていく。
それが良いのか悪いのか。
コレクターの資産として所有物、価値が上がれば売って、そのお金でまた別のものを買う。
こうして経済は回っていくんだろうけど額面が大き過ぎてリアリティが無い。
私にとって芸術品所有物ではなく、眺めるだけだから。
金で価値が決まるというわけではないけれど少ししょっぱい気持ちにもなった。
くぬ湯

くぬ湯の感想・評価

3.8
絵を描いて生きていきてえな
みずほ

みずほの感想・評価

4.2
邦題は分かりやすいように「アートのお値段」ですが、原題ではEverythingのお値段。何にでも値段がついてしまう、本来なら価値のつけようのないものであっても…。これぞ資本主義だ!とも言えますがなかなか末恐ろしい世界です。

現代アートは供給が(古典と比べて)大量に進行形で存在するので、希少性という点ではあまり値段が釣り上がらないはず…
作品そのものの魅力に値段をつけているというよりは、この作品は〜万ドルの価値だ!と言ってしまえば、みんながそれを信じて一気にそこまで跳ね上がる理屈のように思います。

クーンズ氏のようにビジネスライクなアーティストであれば、割り切って上手く波に乗れるのでしょう。が、芸術作品としての価値を評価して、色々な人に見てもらいたいアーティストと美術館関係者には、制御の効かない理不尽な状況ですね。値段が上がればアーティストの生活には良いかもしれませんが、美術館への収蔵など文化的価値が保護できなくなってしまいます。そして文化的価値よりも資本的価値が優先されると、アートはもはや不動産や株と同じ、もしくはそれら以上に操作された投機対象と見なされる…果たしてそれがアートのあるべき姿なのでしょうか?
現代アートだけでなく行き過ぎた資本主義経済についても考えさせられる映画でした。
ラリー・プーンズの時代に流されない不器用だけど実直な生き方がとてもかっこよかった。対照的にジェフ・クーンズは完全なビジネスマンだなぁ。けれども2人のラストネームが似てて頭こんがらがってた笑

飄々としていて常に笑顔なステファン・エドリスが妙に怖かった(ああいう人が世の中を操ってるんだろうなぁ)
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