1992年にシンガポールで撮られた自主制作映画"shirkers"のフィルムが、撮影担当だった男によって持ち去られた。それから25年の月日が経ち、監督の元に届いた手紙をきっかけに、彼女は宙に浮いた幻の映画の痕跡を辿る旅に出る
男が姿を消した理由は想像よりもパーソナルなものだったけど、もしこの映画が無事完成していたら彼女たちはまた別の人生を歩んでいたかもしれない。今になって振り返るとこの映画は未完成になるべくしてなったような気がした
フィルムで撮られた90年代シンガポールの風景が全部魅力的過ぎて、この宝物みたいな映像が監督の手に戻ったという事実に安堵した。まさにタイムマシン