初期衝動と弾けんばかりの表現欲に導かれた女の子達の行動を活写する前半は眩く愉しく、映画が潰えた後の彼女達の人生とジョージという男のミステリーを描いていく後半は苦く重い。
ぼんやりと明らかになっていく、おそらくこうであったのだろうというジョージの本当の人間性は、哀しくてしんどい。
製作を手伝った友人が監督自身への不満をかなりはっきりと言う場面をガッツリ採用しているのも清々しい。
繋がった「Shirkers」も観てみたいが、ちらりと映る「クレオパトラ・ウォン」と「イーティング・エア」も猛烈に観てみたい。