ある日月面探査機が白い影を撮影したニュースを見たのび太がいつものごとく「あれはウサギに違いない」と夢見がちなことを言い、それをバカにされたことが悔しくて「月にウサギがいなくても本当にしてしまえばいい」と独裁者的な考えで月の裏側に文明を作り遊び惚けるお話
ムービットなるウサギ型の生物がつくった世界には夢が溢れていて楽しそうだったし、月の裏側には本当に文明をもった生物が暮らしていたし、彼らと彼らのもつ超能力を狙う悪者が出てきたし、大長編の王道的なお話でなかなか楽しめました
未知の世界を冒険するお話もいいけれども自分たちの楽しいを具現化するお話もやっぱり楽しいですね
吉田鋼太郎演じる悪者たちも手心を加える必要もないくらいに悪者だったおかげで逆襲に転じてからクライマックスまでわくわくが続きましたし、「異説クラブメンバーズバッジ」が万能でなかったところも良かったように思います
下手に感動させようとせず、あんな夢やこんな夢を実現して遊びまわり冒険するお話のほうがちょうどいいと思うんですけどね