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映画ドラえもん のび太の月面探査記のLEGIONのレビュー・感想・評価

2.5
主人公らがエスパルと宇宙を悪者から守ろうとする作品。ドラえもんの映画のシリーズとしては展開は過去作と同じであるのでそこまで興奮はしなかった。けれど飽きないというのは話の舞台、キャラクター、現代でも議論される定説と異説の組み合わせがとてもうまいからだと思う。
過去作品ではほとんど主人公らが新キャラクターに助けを求められ悪者から救う形だから「友達」という言葉の価値が高く感じられたけど、今作の新キャラクターが助けを求める原因を作ったのは主人公らなので「友達」を作中やけに強調しているけど自ら問題を起こしたのだから「解決するのは人として当たり前だよね」と感じた。だからあまり今作では友情という点において面白さを下げていた。予知能力を物語の展開に取り入れてるけど予定説を入れてしまったら「それはあらかじめ決められていたこと」となり友情も何もなくなってしまう。この点においても今までのクオリティを下げてるように感じた。
全体的に伏線回収されてスッキリ見ることができるので楽しむことはできる。限りがあることで頑張れる生き物にとても感動することができた。
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