狭須があこ

ロリータの狭須があこのレビュー・感想・評価

ロリータ(1997年製作の映画)
3.7
谷崎潤一郎が書いてたやつだ~
夢のような最悪の話。
でも、大人になったらどっちの気持ちもわかっちゃうわぁ

私も、12歳くらいのときおっさん大大大好きな子供だったから、こうやってめちゃくちゃベタベタベタベタベタベタして、20歳くらいのお兄さんに「あいつは超年上好き」とか言われてうるせぇ!お前には興味ねえ!!っていっつもケンカしてたけど、そこに男女の恋愛的な気持ちは一ミリもなかったんですよね

めちゃ距離が近くて、ベタベタ甘えて、隙だらけのこの生き物。大人がそれやったら確実に気があるか、誘惑したいかでしょ。
んでこのおっさんも紳士的な顔してそれに対応するもんだから、お父さんだ!甘えてもいいんだ!ってなるじゃん
お互いがお互いに対して詐欺師。
残酷物語

でも、彼女に勝手に女を見て、小悪魔に育てたのはお前だわ。
父親を名乗って恋人になろうとしたのがズルすぎる。正規ルートで恋人になれるわけないですもんね。
これは多分純愛なんだろうけど、それを成し遂げる手段が邪悪過ぎる。少女側に選択肢がないもん
大人って汚い。

興味深かったのは、少女が「エロいことをした相手だから、父親じゃない」ではなくて、「そういう関係の父親」と認識してたっぽいところ
父親を必要としている少女に性愛を与えると、それを男女ではなく親子の愛として受けとってしまうんだな……

確かに、抱き締めた相手が腕を回してきたら両想いに違いはないけど、父親を必要としているその手に恋人を与える両想いは、恋愛と言っていいのか?
私はダメだと思うなぁ。

じゃあロリコンはどう恋愛すればいいんだよ。と思うけど、世の中どうしようもないこともあるんですよ。
未来ある子供の気持ちを踏んづけて、おっさんである自分の気持ちは優先させる価値があるのか?その先に待つものはなんなのか?

全国のロリコンの皆さまには、この映画を見てぜひご一考いただきたいと思います。(たまんないカットもいっぱいだよ)