タロ

ロリータのタロのレビュー・感想・評価

ロリータ(1997年製作の映画)
3.9
率直にドロレスがエロく、その反面無邪気で子供のような可愛さに惹かれた。旅を通して、主人公が徐々にドロレスに対して狂気的な愛をぶつけていくのに釘付けになった。それが、恋人に抱く嫉妬心、独占欲なのか、はたまた親心からの心配なのか、ただのメンヘラなのか物語の途中ではよくわからなかった。ただ、3年後、ドロレスに会った時のセリフや心境を踏まえると、本当に愛してた(父親、恋人どちらとしても)のではなないかと感じた。
ドロレスを連れ去った男と対峙した時も、「自分は父親だ」と言ってたので、親心が少なからずあったのだと思う。
見終わった後は、なんだか悲しい気持ちが沸き起こった。3年後のドロレスには、主人公に対する愛情がないのもつらく、連れ去った男が1番夢中になった相手の台詞には主人公の気持ちを考えるとただ辛い。
結構引き込まれたので3.9
タロ

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