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ロリータのZooのネタバレレビュー・内容・結末

ロリータ(1997年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

今よく使われるロリコンとはだいぶイメージの違うロリコンやったというのが第一印象
確かに幼い少女が好きなハンバートやけど、その魅力は「幼さ」だけではなく少女特有の自由さや奔放さとある種の大人を虜にするコケティッシュさ、妖艶さがあいまっての魅力であったのだなと感じた。

意外に深くて、ロリコンキモいとかだけではなく見方によって様々な印象を持つ

ロリータも最初は性に対する憧れや遊びの感覚で積極的に行っていたのが、母が死に他に頼る人がいなくなった途端にハンバートのことを生きていく手段としか見れなくなり、表面的にしてることは変わらずとも関係性の内実が変化していく様に儚さとやりきれなさを感じた

最後のロリコンであっただけでなく1人の女性として愛していたと気づいた時にようやく過去のトラウマを乗り越えられたのかなという気がした。


ジェレミー・アイアンズの名演技があってこその作品
キルティが途中までと違い、ラストでいきなりチープな存在に成り下がってたのがどういう意図なのか納得できなかったから、2回目見て考察深めたい
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