アニローズ

薬の神じゃない!のアニローズのレビュー・感想・評価

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)
4.6
上海での実話に基づく作品。
白血病の特効薬を高価で買えない患者のために、インドからジェネリック薬を密輸し、安価で提供した男の物語。

営利・利権に固執する国や製薬会社と、患者を助けるために法を犯す者の対立構図は「ダラス・バイヤーズクラブ」と酷似する。こうした作品を見ると、社会を退屈で悪質にするのは金儲けと出世を目論む奴らなんだと虫酸が走る。

ただ、その後の現実世界では様々な制度改革によって白血病の生存率は30→85%になったとのテロップがあり、映画の後味は悪くない。