"この世の病はただ一つ、貧しさだ"
中国映画、まともに見たの初めてかも…。
2014年に中国で実際に起こり、中国の医薬業界の改革のきっかけともなったジェネリック薬の密輸販売事件を映画化。
冒頭はコミカルな雰囲気だけど、いつのかにか深刻な社会派映画に放り込まれる。
実話の事件をベースに社会問題を扱いながらも、見事エンターテイメントに昇華していた。
薬って誰のため、何のためなんだろう...もはや企業活動とは...って悲しくなったけど、締めは爽やか。
主人公が薬の密輸という金儲けから人助けの大切さに気付いていく過程が良い。
「この世の病はただ一つ、貧しさだ」という言葉が、今の現代にも通じすぎてとても印象強く、脳裏に焼き付く。
43本目 / 2022