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スパイネーション/自白のeulogist2001のレビュー・感想・評価

スパイネーション/自白(2016年製作の映画)
3.8
韓国の公安部隊でもあり、北側の脅威と闘いながらも実は国家にも強い影響力を持ち続けている国家情報院。

本作を観るとスパイのねつ造のやり口は「闇」というより、クズの中のクズ。なん度も無罪判決を受けながらも、40年もの間、組織改革も行われていない実情も空恐ろしい。「秘密」を盾に好き放題に権力を行使している姿はロシアや中国、北朝鮮の元首にもひけを取らない傍若無人にして卑怯。自分のために国民を利用して死刑にして殺しても微塵も反省なし。権力の腐った生きた実例を嫌というほど見せつけらる。

救いは「ニュース打破」の記者たちの勇気を持った行動と地道な取材。日本とは異なり?平和ボケしていないジャーナリストのマインドを強く感じた。
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