このレビューはネタバレを含みます
家族vs怪物vs人間と舞台を広げて、定番だけど繰り返しじゃない、音出し即死続編。
冒頭から前作で死んだはずのお父さんが出てくるエピソード0からスタート。
今回の重要人物であるキリアンマーフィー演じるエメットを自然に登場させてあれよあれよとパニック発生。
続編とあってモンスターも昼間から大盤振る舞いで景気のいい掴みからいよいよ本格的に続編スタート。
主を失い、安住の地を求めて移動。
そして再開したエメットと改めて知る世界の状況。
ここから本作独自の味付けである家族ドラマが二つに分岐。
エメットと疑似親子な関係で先を進もうとするお姉ちゃんと安全を求めて留まるけれど家族の危機に立ち上げざるを得ない弟くん。
クライマックスに交差して決まるこの手腕、クラウスキンスキー監督恐るべし！
途中に出てくる子供を囮にする（喋らないように口を縫い付けてる！）腐った奴らも気持ち良くケジメをつけるところも解ってらっしゃる。
見終わつてからいきなり襲われて音に反応する事に気付くの早すぎないかとか、島の人達の不用心さは如何なものかとか、気になる点は出てきましたが、ホラーとしてもモンスター映画としても確かな演出で見てる間は気にならないレベル。
前作同様切れ味良いラストまで楽しめました！
