2023年リライト14本目
ポイント消費鑑賞
◆あらすじ
音に反応して人を襲う’’何か’’がいる世界で、夫と家を失ったエヴリン(エミリー・ブラント)。
避難場所を求め、生後間もない赤ちゃんと2人の子どもを連れ、危険な世界に旅立ったのである。
やがて’’何か’’に襲われた一家だったが、廃工場で1人の生存者と遭遇する―――。
◆感想
劇場で観て以来の再鑑賞。なーんか手軽に観れるホラー映画ないかなということでたどり着きました。
まぁ本作に関してはいろいろ言いたいことがあるので、前作の方が面白いです。’’沈黙’’に特化していた印象ですし、何が始まるの??とドキドキ感を味わえますから。ただ本作は、爆発するし、銃撃つし、人間同士で小競り合い起きるし、沈黙とはなんぞやという印象(笑)もちろん、息を飲む瞬間はいくつもありますし、なんなら自分の心臓の音のほうがデカいんじゃないかと思うシーンもあります。が、前作に比べるとドキドキは少ないです。エイリアンも前作で姿を見せていますし、倒し方も一緒なので目立ったシーンがない…。前日譚シーンと現在シーンを組み合わせたのは面白かったです!あと、家族3人が別の場所にいて、同時進行で似たような状況に陥っているという演出がよかったと思います。ノア・ジュープ演じるマーカスとミリセント・シモンズ演じるリーガン、ラストではどちらも銃撃ってフィニッシュでした。こういう緊迫感のあるシーンの連続は観ていて退屈しないから好き。
酸素ボンベ尽きかけてるのが何気にドキッとしました。
そして、なにより子どもたちの成長を感じられるのが良い。前作よりタフに成長したマーカスとリーガン。大人顔負けに行動するリーガンすごいな。耳聴こえないのに、よく外の世界に1人でいくよな。感心すると同時に少しイラっとしましたがね。
キリアン・マーフィ演じるエメットもいいキャラクターでした。リーガンと徐々に打ち解けていくのは見ていてほっこりしたし、なんだかんだお互いに信頼し合っているのが素晴らしい。まぁ勝手にやってきて、父親と比較されても困るがな!?
ただやっぱり、いろいろ盛り込んだ結果、逆に面白味に欠ける内容になった印象。生存者がいるかも!みたいな設定はありきたりだし、リーガンがラジオを使って音でエイリアンをどうにかするのも、んん~・・・な感じ。島にいたジャイモン・フンスー演じる生存者もちょい役だったし、もう少し掘り下げても良かったのでは?と思ってしまいました。
あとは、邦題のセンスのなさですね。
本編は100分ほどしかないので、前作と合わせて観るのがおすすめです。あっさり観れるので、怖くないホラー映画を探している人はぜひ。