シリーズ第2作、奔放な女子大学生ツリーが殺され続けるタイムループを何とか脱した前作のその翌日、とあるきっかけで再びループに巻き込まれ、その解決策を探す中で大きな選択を迫られる物語。
前作はひたすら死を繰り返しながら脱出の糸口を探すという、わりとオーソドックスなタイムループモノでしたが、
今作は前作で積み重ねた経験や関係性を上手く活かしながら、登場人物の役どころを変化させてくるなど、対比とひねりの効いたストーリー展開になっていました。
あったかもしれない未来で最終的に主人公が何を選択するのか…という人生における決断が、前作を新たな視点からなぞりつつ描かれていて、なかなか良くできた続編になっています。
彼氏のルームメイトという別視点からスタートし、前作で謎だったループの原因も早々に明かされるなど、導入のスピード感も軽快でそのあたりもいい感じでした。
