"マウスピース"
ずっと気になってたんだよね。
ツリーが起きる度に、カーターが机の下に頭突っ込んでガサゴソしてるから何してんだろって。
カーター、そんなもの探し物してたんかい！
さて『ハッピー・デス・デイ』の続編となる今作。
前作では明かされなかったループ現象の謎が明かされるわけですが、オープニング・シーンがなかなか面白い。前作にも登場したカーターのルームメイトであるアジア系のライアンまでもが、まさかのループ現象に巻き込まれてしまうと言うもの。
えー、これはどういうこと？？ と思っていたら、意外とすぐにネタばらし。お前ら理系だったのか…。すげーことやってんな。前作ではちっとも触れられてなかったよね…。
ジャンル的にいうと前作はサスペンスホラーでしたが、今作はホラー要素は影を潜め、SF要素が強め。
タイムリープものなので次元がどうのとか、小難しい言葉とかも出てきますが、内容はほとんどコメディなので、前作が好きなら同じノリで見ることができるのでご安心を。
ツリーの記憶力がハンパないところなど、ツッコミどころは満載ですが、そこはご愛嬌ということで。
今作では前作で登場しなかった主人公ツリーのお母さんも登場するんですが、このやりとりが意外とホロっとさせられる。
カーターがツリーに言った「失ったものを否定したらウソだ。他人の人生を生きるようなもの。苦しみや悲しみで今の君がいる」というセリフも胸に刺さる。
前作もそうでしたが、ノリやテンポ重視な作品にも関わらず、意外とメッセージ性があるので侮れない。
