こういうこと言ったらいけないかもしれないけど、断然原作の方が面白かったな。
映画は物足りない感じがした。キャラクターをもっと掘り下げて丁寧に描いて欲しかった。各コンテスタントに、あまり思い入れを抱かなかった。
「あれ？こんな話だったっけ？」ってなったからもう一度原作を読み返したい気持ち。
しかし、やっぱプロコの3番は良いなあ。気持ちがフワァってなる。バルトークも良いよねえ( *´꒳`*)
鈴鹿央士くんは『なつぞら』で初めて見た時に「私の生徒くんに似てる！」って思ったんだけど、そんな彼がピアノ弾いてるのでなんか不思議な感じ。
なんかこういう原作ありきの映像作品を見て、「なんで映像化したんだろう」とモヤモヤしてしまうことがよくある。
映画っていうのは特に時間制限があって、その中で収まり良くしないといけないのは大変だと思うんだけど、原作が面白いのはやっぱりそれなりに理由があって、そこを突いてくるか、改変してでも面白く料理してくれないと、映像化する意味がないというか。
いや勿論映像化して音楽つけてくれたのは嬉しかったけれど、でも原作の良さってそこじゃないんだよなって思う。だって音楽鳴らなくても面白かったもん。
まとまりが良くなくても良いから、偏っていてもいいから、なんかガツンと何か心に打たれるものが欲しかったなって感じ。もっと絶望に落としてくれても良かった。もっと生きてるって感じたかった。そこが消化不良。
