やすやす

蜜蜂と遠雷のやすやすのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
4.0
原作未読です。
松岡茉優が好きすぎてスコア甘めです(^_^;)

ラストの演奏は圧巻、魂がこもった渾身の
演技でした。
途中に解説のようなセリフを入れるのが疑問
でしたが。正直ノイズにしか聞こえませんでした。
最後まで演奏のみ集中して聞かせろよって
思いました。

う〜ん、原作は4人の心情、背景など詳細に
描いているのでしょう。4人で織りなす群像劇を
巧みに表現しているのでしょうね。
でも2時間に絞られた映画だけを観た印象だと
2人だけで十分かなと。ただそれだと全く別の
作品になってしまいますが。

あと、松岡茉優さん演じた主人公の心情の変化が
少し分かりずらかったです。その辺りも原作だと
心の機微を繊細な言葉で上手く描写されているの
でしょう。
それが映画となると映像から読み取って想像するし
かなくなります。モノローグを使う手もありますが
逆に説明過多になって白けてしまう危険性も出て
くるので避けたのでしょう。
「観て自分で感じろ、映画ってそういうものだろ」
それもまあ分からなくもないけど感動がストレートに
伝わりにくくなるかもしれません。
実写化とはつくづく難しいですね。

全体的に映像とセリフ回し、岩井俊二さんのセンチな
雰囲気が漂っていた作品でした。

なんだかんだで松岡茉優さんがかわいいのでとても
良かったです♪( ´▽`)
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