①
かつて音楽を愛し楽器をかじった者としてはたまらない作品だった。
音楽の世界はある程度までは努力も必要だけど、その先はなんといっても才能がものをいう世界なのだ。
②
大学の頃、自分の下宿先にはエレキギターがあった。
誰かが置いていったものだが、弾けたらカッコいいかもと思い練習した。
だが置いてあるだけでもカッコいいので、すぐ放置するようになった。
そのうち、誰かが持って行ってしまった。
当然弾けるようにならなかった。
高校の頃はなんとドラムをかじった。
友達が一式貸してくれたのだ。
課題曲はLUNA SEAのトゥルーブルーという曲だった。
前奏だけ真似して、そのうち友達に返した。
中学の頃はアコースティックギターが家にあったのでそれを弾こうとした。
藤井フミヤのトゥルーラブという曲がコード3つ覚えれば弾けるということだったので練習したが、結局弾けるようにはならなかった。
この映画を見てもわかるように、音楽は子供の頃からやることが大事だ。
実は自分も保育園の頃、オルガン教室に通っていた。
自分以外は女子ばかりだった。
それでも疑問に思わずなぜか続けたが、一曲も弾けるようにならなかった。
また、保育園の卒業近い頃、演奏会をやる機会があった。
自分はオルガン教室に通っていたにもかかわらず、何もできない子がやるトライアングルの係だった。
しかもそれすらできず、先生にギロ?かなぁ…ぎーぎー音を鳴らす楽器に変更を申しつけられた覚えがある。
ここでぎーぎー鳴らせと説明されてもそんな簡単なことが自分にはできない。
教えられてるうちにオシッコを漏らしてしまった。
でも周りにはバレておらず、お漏らしを隠蔽することに頭がいっぱいで音楽のことは全く頭に入らなかった。
③
音楽を愛したが自分は結局、音楽に挫折してしまった。
自分に音楽の才能はないと悟ったのだ。
そんな自分にとってはこの4人の登場人物たちが眩しかった。
とても感動した。