ユナマリア

蜜蜂と遠雷のユナマリアのレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.0
4人の個性的なピアニストが
コンクールで1位を競う話。

音楽を通じて、4人の内面や背景を
うまく表現したヒューマンストーリー。

天才少女として謳われた亜夜は、
ピアノの先生でもある母親を
7年前に失い、その影響もあって、
ピアノの世界から退いていたのだが、
今回、7年振りに舞台に立つ。

明石は家族と仕事を抱えながらも、
ピアノへの情熱があり、
ラストチャンスとして、
今回コンクールに挑む。

イケメンピアニストとして
絶大な人気があるマサルは、
当然のようにコンクールに参加する。

そして、不思議な雰囲気を持った風間は、
独自に世界観を持ちながら、
コンクールに参加する。

それぞれの想いを抱えながら、
日本人代表として
コンクールに参加するのだが、
それぞれの抱えた悩み、葛藤により、
演奏への影響が出てしまう…

とっても綺麗で素敵
という印象が強い作品。

原作を読んでいないと
理解しづらい描写があるとの事だが、
それは確かに否めない。

だが演奏パートの迫力ある芝居、
終始綺麗なコントラスト、
そして大変分かりやすいテーマが
とても良かった。

個人的には松坂桃李演じる
高島明石が1番感情移入しやすい
キャラクターと感じた。
ユナマリア

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