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蜜蜂と遠雷のmamipiguのネタバレレビュー・内容・結末

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

原作を読み始めたらハマりすぎて、これは原作読み終わってから映画館で観たい作品だ!と息巻いていたら、読了間に合わず映画館での上映が終わってしまったという。。。
すっごい楽しみにしまくって、期待しまくっていたから、なんというか。。。
すごい不満足。。。


原作の全てを描くなんてもちろん無理なのはわかっているけど、風間塵への最初の審査員の拒否反応や、音楽の素晴らしさに会場がどよめくところとか、ホフマン先生がどれほどの存在なのかとか、栄伝亜夜のバックボーンのゆらめきとか、天才同士の音楽の対話とひかりとか。
そういうのはやっぱり省いちゃいけなかったんじゃないだろうか?
足りない。足りなさすぎる。。と思わずにはいられず。。
伝えたいこと、これで伝わるのかな?と心配になった。
ラストの明石の賞もサラリとしていたから、その後の明石のことに想いを馳せることもできないし、あの展開でマサルが1位になっても、なんか納得いかない。


とはいえ、良かったところももちろんある。
風間塵と亜夜の夜の連弾のシーンは美しかったから、そこは満足。
音楽がついたことにより、より骨格が見えた分、音楽の素晴らしさは伝わってきたからそこは嬉しかった。
色合いも綺麗だった。
ラストの亜夜の表情も素晴らしかった!

でも、映像化不可能と言われた作品を「ついに映像化!」と謳っているのであれば、原作の感動や深みが映像に反映されてないとなると、結局は「可能」にはなってないよなぁと思い残念。
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